青年海外協力隊として、ミクロネシアのヤップ島に派遣中社員の日記。
インフォニック、ヤップ支社長を僭称しつつ活動中。

※僭称:勝手に身分を越えて上の称号を自称すること(広辞苑より)

公開日:2009.12.03

女の仕事、男の仕事

近況

またまた、投稿が大きく空いてしまった。申し訳ありません。
実は、ここ1ヶ月半ほど非常に慌しかった。
まず、ユージンさんがグアムへコンピュータの研修に3週間行って、
僕とアシスタントのカルメンさんの2人だけで、日々の業務をこなさないといけなかった。
しかもその後、研修疲れのせいか、ユージンさんが体調を崩して入院してしまった。
ユージンさんは今のうちにまじでダイエットせんとやばいと思う。
6人の子供のお父さんなんやから。
更に、今月から州政府や裁判所、州議会建物のネットワークユーザを対象にした
セキュリティリスクのワークショップを計画、開催していて、その準備も大変だった。
このワークショップについては、まだ終わっていないので、また今度、紹介したいと思います。
というわけで、多忙のため、また間隔が開いてしまいました。。。嘘です。
夜とか休日とか十分、時間あるし怠けとっただけです。すいません。

洗濯で悩む

先日、ステイ先の洗濯機が故障して、動かなくなってしまいました。
実はこの洗濯機、古いせいか度々故障する。
ヤップで一家庭に洗濯機があること自体、とても珍しく、有難いんやけど。。。
僕は毎週、土曜日か日曜日に洗濯をしていて、これを逃すと明日のパンツにも事欠く。
タライに水を汲んで、手洗いしかない。
別に手洗いで洗濯するのが大変だという話ではありません。
協力隊で派遣されているほとんどの人が手洗いで洗濯してるし、それぐらいは承知で、この国へ来てるし。

問題はステイ先のおばあちゃん。
僕が手洗い洗濯を始めると、「頼むからやめてくれ」と顔をしかめてしまう。
実は、以前に洗濯機が壊れた時に手洗いを敢行し、 ユージンさんを通じて(おばあちゃんは英語が喋れないので)、
おばあちゃんにたしなめられたことがあった。
「男が身をかがめて洗濯するのはみっともない。洗濯は女の仕事」と。
どうやら、僕が洗濯機を使って洗濯する姿はぎりぎり許せたが、
手洗いする姿はとても許せないらしい。
かといって、足の悪いおばあちゃんはとても手洗い洗濯なんて無理やし
(ステイ先の洗濯は、おばあちゃんの指示で子供たちがやっているが)、
子供たちにやってもらうんは、僕が嫌や。申し訳なくて。。。
結局、この時は車で10分ほどのユージンさんの家
(以前に書いた通り、僕とユージンさん一家とは今は別々に住んでいる)
まで連れて行ってもらって、ユージンさん宅の洗濯機を使わせてもらった。
さて、今回はどうすべきか。。。悩む。洗濯で悩む。
結局、おばあちゃんが教会にミサに行っている間に、手洗い洗濯を敢行した。大慌てで。

ヤップのコインランドリー。

現在、ヤップではコインランドリーが大流行りです。
休日や雨の続く日はどのコインランドリーもいっぱいになるそうです。
手洗い洗濯も減ってゆく。こうやって、いろんなことが少しずつ変わってゆくんやろうと思う。

女の仕事、男の仕事

このようにヤップでも、ちょうど昔の日本のように、女性の仕事と男性の仕事がはっきり分かれていて、
互いに互いの仕事の領分を尊重しているように見える。
料理、洗濯、バスケット作り等の編み物は女性の仕事で、
男性は手を出さない(魚をさばいたりする男の人はいる)。
逆に男性は、大工仕事(ヤップでは家の建築や修繕が頻繁に行われる)、魚捕り、種々の力仕事を行う。
タロ畑の手入れ、自分の土地の木々の手入れなどは共同で行う。
子育ても、すごく小さい子は女性が面倒をみているが、共同で行っている感が強い
(っていうか、小学生以上の子供はほったらかし)。

因みに、豚の世話、ココナッツ採り、ビードルナッツ採り、家や庭の掃除などは子供の仕事。
以前にも書かせてもらった通り、ヤップの子供はほんとによく働く(というか働かされる)。
ただし、ヤップの家庭で面白いのは、必ずしも亭主関白ではないということ。
おとんが強い家庭もあれば、おかんが強い家庭もある。
この辺りは日本と同じ。
元々は男性を立てる社会だったのが、徐々に変化してきたのか、
昔から今のような夫婦関係だったのかはちょっと分かりませんが、
今は明確な女性と男性の仕事の区分も、
日本が少しずつ変わってきているように除々に曖昧になってゆくのかも知れません。

9月に妻がやってきた時。

おばあちゃんからヌーヌーと呼ばれる花飾り作りを教わっている。
ヌーヌーは誕生日のお祝い、ヤップを去る人へのはなむけ等々、頻繁に贈られます。
ヌーヌー作りは、女性の大切な仕事の一つです。
ただし、男がヌーヌーを作っている姿はドン引きされる。多分。