公開日:2009.01.23
みなさん、こんにちは。はじめまして。
みなさん、こんにちは。はじめまして。
インフォニックで主に制御系のプログラミングの業務などをしてきました、大内といいます。
僕は今、インフォニックでの業務をしばらく休ませてもらって、 青年海外協力隊としてミクロネシア連邦のヤップ島という島で活動中です。
といっても、1月15日にヤップ島に到着したばかりで、まだ始まったばかりです。 協力隊に参加することになった経緯などの話は後々にして、 今日は初めてホームステイ先へ行った日の話をしたいと思います。
ユージンさん
僕は、これから職場で共に働く同僚でもある、ユージンさんという方のお宅にステイさせてもらうことになりました。
ユージンさんの家は、ヤップ島のコロニアという島の中心地から、車で30分ぐらいのガギール村にあります。
JICAスタッフの方々と先輩隊員と計5人で向かったのですが、
途中でアスファルトで舗装された道路から砂利の道に代わり、周囲の森の木々もどんどん濃くなってきっているような気がします。
おまけに出発したのが陽も沈みかけた夕方で、どんどん暗くなってゆきます。 と、いきなり車は道を折れ、完全に森の中‥‥というか僕にとっては最早ジャングル。
周囲の木々がパチパチ車の窓に当たります。

(ユージンさん宅へ向かう途中の道)
やがて、ここからは車で行けないという場所で車を止め、山道を少し登るとようやくユージンさんの家に到着しました。

(ユージンさんのお宅)
つまり、ジャングルの中の一軒家です。
後に周りにいくつも家があることが分かるのですが、その日はそう思いました。 正直びびりました。
ユージンさんのお宅は、奥さんと子供6人の8人家族です。
みんな、じっとこっちを見ています。
やがて、呆然としている僕を置いて、家族との最終的な打ち合わせを済ませ、
僕の部屋に蚊帳を吊ってくれたJICAスタッフの方々と先輩隊員が帰ってゆきます。
あれあれと思ってるうちに一人です。しばし沈黙です。
ユージンさん、写真をお見せできないのが残念ですが(いきなり写真を撮らせて、というのはとても失礼なので‥‥)、とてつもない巨漢です。
体重は僕の4倍ぐらいです。多分。奥さんも僕の2倍ぐらいです。多分。
食われる‥‥とは思わんかったけど、威圧感十分です。
でも、いい人でした。とっても。
緊張で何を話したか、下手な英語を必死に駆使したことしか覚えてませんが、
ユージンさんは朗らかに、自己紹介と家族の紹介をしてくれました。 でもちょっと早口。
奥さんの名前はジョアナさん、お子さんは上から、タミくん、リチャードくん、ラインくん、カスティくん、ルィーシャちゃん、ベネッサちゃん‥‥早い、早い、覚えられへん。
でも、ちょっと緊張がぼぐれました。
ビードルナッツ
夕食後、写真にも写っている家の軒下の部分(この部分が、この家のリビングに当たるのですが)で
家族みんなでビデオ鑑賞(この島ではしっかりとしたテレビ番組は作られておらず、
代わりにレンタルビデオ屋が大流行なのです)をしていると、
ユージンさんが「やるか?」と言いました。僕は「さっそく、きた」と思いました。
ヤップ島に住むなら避けては通れないビードルナッツ。
ビードルナッツとは、ブーと呼ばれるどんぐりより2回りほど大きい木の実に、
ワッチと呼ばれる石灰の粉を挟み、アボイと呼ばれる葉でくるんで
チューイングガムのように噛む、ヤップの伝統的な嗜好品です。

(ブーとアボイ)
ヤップの人々は、このビードルナッツが大好きです。
一日中、くちゃくちゃやってます。
石灰が反応して赤い唾液が口の中に溜まるのですが、これは飲まずに、ぺっと吐き出します。
知らない人が見ると、まるで血を吐いたと勘違いしてびっくりするそうです。
食後は必ず、くちゃくちゃぺっ。車を運転中もくちゃくちゃぺっ。大切な会議中でもくちゃくちゃぺっです。
正直言って、気が進みませんがこれもヤップで暮らすため、初ビードルナッツに挑戦です。
口に入れて噛んでみるととにかく渋い、ただの草の味。
けどすぐに、カッと顔がほてってきて、まるで立ちくらみの時のように目が回ります。 一体、この実はどんな成分でできているのでしょうか?
ユージンさんに「どうだ?」と聞かれ、「目が回る」を何と言ってよいか分からず
「My eyes spin」と滅茶苦茶な英語で答えると家族は爆笑でした。
これから2年間、ヤップでの生活のこと、仕事のことなど、楽しく伝えてゆければと思います。どうぞよろしく。
